日本のHIPHOPシーンに確かな存在感を示すビートメイカー・プロデューサーZOT ON THE WAVE。彼の携わった楽曲は常に音楽配信サイトのチャートで上位にランクインしています。
BAD HOPや¥ellow Bucks、KOWICHIをはじめ、何人もの有名ラッパーをプロデュースしてきました。
彼のプロデューサータグ、Uhh wave farewell!を聴かない日はないほどに多くの楽曲を手がけています。
ZOT on the WAVEのプロフィール
アーティスト名 | ZOT on the WAVE |
本名 | 不明 |
年齢 | 不明 |
出身地 | 宇都宮市 |
学歴 | 高校卒 |
所属レーベル | Self Made |
学生時代
ZOT on the WAVEの読み方はゾットオンザウェーブです。栃木県の宇都宮市で生まれ育ちました。地元の小学校、中学、高校に進学し、小学から中学卒業までずっとサッカーをやっていたそうです。楽器が弾けるわけでもなく、特に音楽に関係があるわけでもない家庭環境で育ちました。
中学生になると徐々に音楽が好きになっていきます。やがてブラックミュージックに興味を持つようになり、Mixを買ったり、そういう情報が集まる服屋に行って色々教えてもらったりしていたそうです。スケボーに乗って、学校にラジカセを持って行くような学生だったようです。
音楽を始める
16歳の時、R&BクルーであるFull Of Harmonyなどが好きだったZOT on the WAVEは、中学からの同級生と歌をやってみようというノリでボーカルグループ作りました。周りにラップを始めている人が多かったために、同じことをやってもつまんないという理由で、歌を始めました。高校生の時にはボイトレに通っていたそうです。
高校卒業後、工場で正社員として働きながらソロでシンガーを始めました。同時期、ビートも遊びで作りはじめます。
ラッパーではなく歌手として活動していたというのは意外ですね!
初めて楽曲を提供
ZOT on the WAVEが25歳の時に、地元の先輩であるRYUUKIの紹介で知り合ったKOWICHIに楽曲を提供します。これが初めてのビート提供だったそうです。
しばらくはskypeでやりとりしながら作業を行っていましたが、その後KOWICHIの誘いで川崎に拠点を移し、KOWICHI、DJ TY-KOH、Young Hastle、ZOT on the WAVEの四人のクルー「FLY BOY」として活動を始めます。
活躍を果たす
「FLY BOY」としての活動の中でその名前を知らしめていったZOT on the WAVEは、徐々に様々なラッパーに楽曲を提供するようになります。
これまでにBAD HOPや¥ellow Bucks、Candeeなど、日本HIPHOPシーンにとって重大な存在である多くのラッパーに楽曲を提供しています。今の日本のHIPHOPシーンはZOT on the WAVEなしではあり得ないと言っていいでしょう。
ZOT on the WAVEの作るサウンド
ZOT on the WAVEはビートメイカーであり、プロデューサーです。つまりビートを作って終わり、ではなく楽曲の方向性もラッパーと共に決めていきます。ZOT ON THE WAVEは若い頃の歌手としての活動経験を活かし、自分の作ったビートに仮歌を乗せるそうです。これによりラッパーがフロウやリリックをイメージしやすくなります。
ビートメイクでは、4、8小節程度の短いビートを作り、その短いビートを中毒性のある良いものにしていくことを目指すそうです。ZOT ON THE WAVEはそうした短いビートを大量にのストックしており、ストックをラッパーに聴かせ、気に入ったものを楽曲にしていく、という制作手法をとっています。
この効率の良い制作手法を採用しているからカッコ良いビートを大量に作れるのですね!
所属クルー「SELF MADE」
ZOT on the WAVEが所属しているクルー「SELF MADE」は、KOWICHIが、Candee、SATORU、ERASER、Merry Deloという勢いのある四人の新人ラッパーと共に設立したクルーです。新人四人の才能をKOWICHIとZOT ON THE WAVEの二人でより磨いていきたいという思いがあります。
彼らがタッグを組んだアルバム「We Made It」や、サイファー動画などが公開されています。ビートはもちろんZOT on the WAVEです。SELF MADEのこれからの活動に目が離せませんね!
ビート制作環境
ZOT on the WAVEはDTM(音楽を制作するPCソフト)でビートを制作しています。ソフトはFL Studioです。昔はLogic proを使っていたそうですが、盟友であるビートメイカー、Lil' Yukichiなどが使っており、FL Studioの方ができることが多いことから変更したそうです。
世界的に見てもFL Studioがビートメイカーにとっては一般的です。
ZOT on the WAVEのその他の制作環境については彼の制作風景を紹介するYoutubeチャンネル「Cook Up Japan TV」をご覧ください。
ZOT on the WAVEのおすすめ楽曲TOP3
ZOT ON THE WAVEがこれまで手がけた数々の楽曲の中からおすすめ曲を紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
ZOT on the WAVEのおすすめ①「Crayon」
ABEMA TVの人気オーディション番組ラップスタア誕生で生まれた名曲。お題ビートとしてZOT ON THE WAVEが提供したビートに、合宿での楽曲作成バトルでFUJI TAITOがラップを乗せました。
同じビートを使ったSkaaiの楽曲I knowもとてつもなくかっこいいです!
ZOT on the WAVEのおすすめ②「Teihen」
YZERR、Candeeをフィーチャリングした、ZOT on the WAVEにとっては初の楽曲。これまで数々の曲に携わってきた彼ですが、この楽曲がZOT on the WAVE名義で出す初めての楽曲となりました。キャッチーなHOOK、中毒性のあるビートにハマること間違いなしです。
ZOT on the WAVEのおすすめ③「高嶺の花」
ZOT on the WAVEの盟友KOWICHIの人気曲です。ZOT on the WAVEと叫ぶイントロが特徴的です。
ZOT on the WAVEまとめ
携わった楽曲は常に音楽配信サイトのチャートで上位にランクインし、数えきれないほどのラッパーに楽曲を提供し日本HIPHOPシーンにとってなくてはならない存在となっているZOT on the WAVE。
これからも彼の作るサウンドに注目していきたいですね!